押 忍
【 極真の由来 】千日を以って初心とし、万日を以って極みとす
【 極真の理念 】
頭は低く目は高く、口慎んで心広く、孝を原点として他を益する
【 極真の精神 】
実践なくんば証明されず、証明なくんば信用されず、信用なくんば尊敬されない
力なき正義は無能なり、正義なき力は暴力なり
【 押忍の意味 】
尊敬・感謝・忍耐
【 型の三要素 】
技の緩急・力の強弱・息の調整
【 空手の定義 】
点を中心に円を描き、線はそれに付随するものなり
【 空手の生命 】
空手の生命は組手にあり、組手の生命は基本にあり
【 道場の作法 】
武道は、礼に始まり、礼に終わる
- 道場に入るとき、又、稽古場に入るときには、お辞儀をし"押忍"と挨拶すること。
お辞儀と押忍の挨拶は、まず部屋の正面、あるいは神前に向かって行い、続いて他の会員に対して行なうこと。 - 稽古には遅れないこと。
止むを得ず遅刻した場合には、正面に向かってお辞儀をして"押忍"と挨拶をし、目を閉じて正座し、黙想しながら指示を待つこと。
稽古に入るように指示されたら、正座をしたままで、お辞儀をして"押忍"、又は"失礼します"と挨拶し、
他の会員の稽古の邪魔にならない様、また先輩の前を横切らずに、列の後ろにつくこと。 - 体と道着、その他すねサポーターなどの身の回りの物を清潔に保つこと。
道着は、白く清潔な物だけを着用すること。
"極真会"の漢字のロゴは、左の胸の上につけること。
破れた道着は、きちんと繕うこと。
身だしなみの整っていない会員は、道場や他の会員に対して礼が欠けていると見なす。 - 指示があるまでは、道着、又は道着の一部を脱いだりはずしたりしないこと。
道着を直す必要があるときは、後ろを向いて素早く直すこと。 - 先輩や年配の会員には、尊敬の念を持って接すること。
黒帯、先輩の会員が入って来たときは、立ち上がってきちんと"押忍"と挨拶すること。 - 指導員、先輩の会員と話す前、話し終わった時は、"押忍"と言ってお辞儀をすること。
道場外でも、礼儀作法を遵守すること。
先輩かどうか定かでない時は、先輩に対する接しかたをすること。 - 握手をする時は、信頼と謙虚な気持ちを込めて、両手ですること。
道場外でも、同様に両手にて行なうこと。
特に、先輩に対しては両手の握手を忘れないこと。 - 指導員、先輩の指示や質問には、大きな声で"押忍"と言ってから素早く答えること。
ゆっくりとした、無頓着な態度は、失礼にあたる。 - 稽古の間は、稽古に集中し、心や眼があちこちさまようことのないようにすること。
常に、指導員と他の会員に対して尊敬と誠実さを忘れないこと。
真剣な態度無くして、稽古に参加してはならない。 - 稽古中に座って休むように指示された時は、正座をし指示に従い安座にして休む。
他の会員の迷惑とならない様、休んでいる間は、そわそわしたり話しをしたりしないこと。 - 許可があるまでは、勝手に稽古を離れたりしないこと。
緊急の時は、節度のある態度でその場を離れ、指導員に速やかに事情を説明すること。 - 稽古中の怪我防止のために、時計、アクセサリー、尖ったものなどの身に付けているものを全てはずすこと。
眼鏡をかけている生徒は、使用していてもよいが、組手の時にははずすこと(コンタクトレンズの使用が好ましい)。
また危険防止のため、すねサポーター、グローブ、ファールカップ等の使用を薦める。 - 道場は、伝統的に神聖な場所であるので、会員は帽子をかぶったり、汚い言葉を使ったりしてはならない。
道場では、靴を脱ぐこと。
食べ物を食べたり、ガムを噛んだり、飲み物を飲むことは禁止。
また、喫煙をしてはならない。 - 全ての会員は、稽古の後の掃除に参加すること。
道場は特別で大切な場所であるので、大事にすること。 - 会員は、会員間の信頼を大切にすること。
極真の道を、非協力的、悪意のある態度で卑しめることのないようにすること。
悪意を持って組手をすることのないようにすること。
こういった態度は、怪我のおこりやすい状態を招くものである。 - 会員は、噂話や陰口、他の流派の批判等を慎むこと。
- 当連盟の大会やイベント等に、参加を希望する場合は、申し込む前に、指導員に相談すること。
- 当連盟の他の道場を訪ねる場合は、あらかじめ指導員に許可をもらうこと。
他の支部で稽古をする場合は、指導員の推薦状、当連盟の公式会員証を持って出向くこと。
他の道場では、最高の尊敬と礼儀を持って指導員及び会員に接すること。 - 会員は、道場の外でも内でも、当連盟の会員として恥ずかしくないように行動すること。
道場で学んだ技術を他人を傷つけるために使うことがあってはならない。
(自分の身が危険な時、あるいは大切な人が危険にさらされた時を除く) - 会員は、"頭は低く、目は高く、口慎んで心広く、孝を原点として他を益する"という極真精神を、
道場内でも日常の生活においても忘れずに行動すること。
人格の完成を目指すものである